やみなべの陰謀

「不細工な女は許されへん」と常々大村井君は言う。その嫌い方は病的なほどだ。しかし、ある程度の水準に達すると、とりあえずは「アタック」する。アタックですぞ。 ある程度の水準というのは、ぼくにはよくわからないが、なんとなく思うのは大村井を見た瞬間に「げ、なんやこれ」という嫌悪感が表情に出ることさえしなければ「俺に気があるなかなかええ子」になるのではないか。そして正直に顔に出る人は「ぶっさいく」か「性格悪そう」に分類されるのだ。 そして「アタック」してだめになると「あんな性格の悪い女とは思わんかった」あるいは「はたで見たらめちゃめちゃ不細工やった」のどちらかになる。例外はない。

ミッションスクールを超える傑作! → 感想