その本、禁忌の扉に通ず 戒書封殺記

「テレビを見て戦争を嘆くのは簡単だ。誰にだってできる。だがそんな人間はけして戦いをとめることはできない。我々も同じだ。ただ同情するだけでは何も救えない。一般人ならそれだけでいい。だが君は違う。君は見習いとはいえ、異界司書だ」
何も言い返せなかった。読破もまた、これ以上の議論は無用とばかりに部屋を出る。その顔にはもう人間味は宿っていない。
「次に私の邪魔をすれば資格を剥奪する。それを忘れるな」

今回はかなりびみょーな気が…… → 感想