ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭

「お姉ちゃん、また一緒に遊んでくれる?友達になってくれる?」
それが精一杯の願いだったのだろう。ワタシは思わず笑ってしまった。嬉しくて涙が出そうになった。
「いいよ。お姉ちゃん、来年の春になったらまたここに来るから、だから約束しよう。指きり」
小指をさしだす。女の子は少しだけ戸惑ったように、はにかみながら小指を絡めた。
「約束だよ。絶対だよ」

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