かむなぎ 不死に神代の花の咲く

「かあさま、千尋のこと褒めてくれる?」
「ああ、絶対だ」
さっきまで泣いていたから普段よりも顔に赤味が差している。そこで、このはにかんだような笑みを見せられたら、真幸はもちろん、八多姉妹もまた、千尋の無邪気さに完全にKO された状態である。
(主さま、主さま。あまり愛嬌を振りまいては下々のものには毒になりましょうぞ)
媛の言葉に風伯がうなずいた。
(気をつけよ。きみはその笑顔ひとつで世界も手に入れるだろうよ)

兄心というか、母性愛みたいなものが刺激される物語でした。
ロリとかそういうんじゃなくて。いや、ほんとに。 → 感想