絶世少女ディフェンソル4

「でも、さっき言ってくれたではありませんか。わたしのそばに来たかったと。体がふたつあれば良かったと。それで、わたしは十分です」
黒衣の少女は血に汚れた腕を伸ばすと、そっと友人を抱きしめて優しくささやいた。
「だから、行ってください。前にもいったとおり、わたしの気持ちは変わりません。あなたの強さに匹敵せずとも、せめて……あなたの友人として恥じないほどに、強くありたい」

崩壊と絶望から始まるシリーズ最終巻。 → 感想