2007-01-19 スロウハイツの神様 (上) book 辻村深月 「なんて名前にするの?」 「名前?なんの?」 「このアパートの。環のことだから、おしゃれな名前にするんだろうなって思って」 「ああ」 彼女が考えていたのは、ほんの数秒だった。 「『スロウハイツ』」 「スロウ?スロウってゆっくりのスロウ?」 「そうだよ。スローライフのスロウ。ゆっくりと、丁寧に、のんびりと、のスロウだよ。慌しく生きていると、家にはそういうのを求めたくなるものなの」 すばらしき青春物語です。現在下巻突入中。→ 感想