クリア・ヴォイス

「判ってないのね、坊や。あなたたちなんかより、私のほうがずっと彼に近いのよ。私のほうが、ずっと、ずっと彼を守りたいのよ。そのためだったら、憎まれたって、恨まれたって、そんなの大したことじゃないんだから」
「さんざん妨害しちえるくせに、まだそんな寝言をいうのかよ」
くすり、と笑う声が聞こえた。
「憶えておきなさいね。女はね、本当に大切なひとのためなら、鬼にも悪魔にもなれるのよ」

ところどころ微妙なんだけど、それでも惹かれるものがありました → 感想