2007-03-06 アレクシオン・サーガ book 五代ゆう 「……アレク?」 小さな、ごく小さな声で、ヘロディアがささやいた。 「何があった、アレク?あの雪と、氷と長い年月の下で」 「― 何も」 そう答えて、ヘロディアの細い身体のぬくもりを感じながら、数百年ぶりの陽光を浴びる氷原に目をあげる。生き残るために自分は戦ったにすぎないとはいえ、いかに多くの命がここで消え去ったことか。 正統派ファンタジーって感じですね。今後どんな話になるのかとても楽しみ。→ 感想