2007-03-11 二四〇九階の彼女Ⅱ book 西村悠 明日、おまえにコーヒーを淹れてやる。とっておきのコーヒー豆を実は持っているのだ。なに、遠慮するでない。小僧の教育のためなら有効活用と言えるだろう?」 眠そうな、幸せそうな声で彼女は言った。 「……もし、そのコーヒーが気に入ったら、そのときは小僧」 彼女は一度黙って、それから小さな声で言った。 「……そのときは、どこにも行くな」 カエルとの出会いの物語が素晴らしかった。まさかこれで終わりじゃないよね?→ 感想