魂振の練習曲

「あちゃー、とんだ相手をライバルに回しちゃったわね……」
「ライバル?」
「あ、そうか。えーと、日本語で言うと恋敵かな」
「恋敵ですか?私と真那実さんが?そうか……そうですね」
「調子狂うなぁ。宣戦布告のつもりだったんだけど」
「ごめんなさい」
申し訳なさそうな表情を浮かべる斎を見て、真那実は吹き出してしまう。そして同時に自分はこの恋敵のことを嫌いにはなれないと思った。

ベタだけど、こういうの大好き → 感想