刀語 第八話 微刀・釵 (カンザシ)

「い、いや、でも……相手といってもこの場合、その相手は意思を持たない人形なんだぜ?」
「変わらぬ」
笑みを消し。とがめは言った。
「人間であろうと人形であろうと― どういう状況であろうとどういう状況でなかろうと― わたしはあくまでも奇策のみで切り抜けてきた。逆境も苦境も、わたしの前では等しく日常に過ぎん」

おお、なんだなんだ、否定姫の発言は。これは興味深くなってきたぞ。→ 感想