2007-08-13 食卓にビールを book 小林めぐみ 「ねえ、わらしべ長者知ってる?」 と声をかけたのは、隣の席の阿部ちゃん。彼女は私の顔と私が握る特性風車を見比べた。 「つまり、そのストローのおもちゃと何か交換してほしいんだ?」 「話が早いね、姉さんっ。ほーら、風車が欲しくなってきた〜。どーしてもこの風車が欲しくなってきた〜」 「どうしてそういう下らないことを次から次へと思いつけるの?」 この空気はたまらないですね。一編一編コツコツ読んでいこう。→ 感想