オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う

「とかく帝国は魔物と呪いの知識を独占したがる。けれどわたしは権力とは関係のない放浪の詩人です。役人や軍人にわたしの歌を殺すことはできません。あなたの話が歌となれば、民草の間に千年歌い継がれることもある。……後の世の誰かのために、話してみません?」
「……なんのために?」
「なんのため、と考えないから、わたしたちは歌い続けられるんですよ」

病弱な主人公と、のほほんとした詩人のやりとりに笑わされました。これは続きが楽しみです。→ 感想