グロリアスドーン 4 「ちゃぷちゃぷ?」

「タイミングを計ってました」
「何の?」
「波です」
「どうして?」
広大が重ねて尋ねると、ティセは、海のほうへ向き直り、両手をぱっと勢いよく広げて言う。
「今なら太平洋に勝てそうな気がします」
「勝つのか」
「はい、勝ちます。勝てます。勝てそうです」

のほほんとした日常のお話でした。→ 感想