2007-09-08 まさかな book 小林めぐみ 「かわいそう……!あんたも、紅生も、あたしも。かわいそうなあんた、かわいそうな紅生、かわいそうなあたし!」 感極まった郁生は、そのままおいおいと泣き出した。本当に、人間の涙は無尽蔵かと思われるほど、彼女は泣いた。 「郁生ちゃん……」 「ごめん。明日は笑ってる。明日は笑っているから、今日は泣く。ごめん」 ノリは食卓ビールっぽく、でも、青春物語で、幻想的なファンタジーでした。→ 感想