2007-10-02 マリア様がみてる 薔薇の花かんむり book 今野緒雪 「この様子を拝見するに、祥子さまのことも『お姉さま』ってなかなか呼べなかったんじゃありまえんか、お姉さまは」 「うーっ」 ご推察通りなので、反論もできない。 「だったら―」 「だったら?」 挑戦的な瞳が聞き返す。そこで気づいて祐巳は言いかけた言葉を飲み込んだ。 「……ずるい」 大満足な一作でした。やっぱ紅薔薇最高! → 感想