「計算によると約十日後、地球と正面からぶつかることになるわ。確率はほぼ百パーセント。これが地球に衝突した時の被害は……話さなくてもわかるわね」
「そして、これを破壊できる兵器は、今のところ存在しない。現存するあらゆる兵器をすべて打ち込んだとしても、粉々にするのがやっとというところね。その場合も、一片が数キロメートル以上の隕石が無数に降り注ぐだけ。人類にとっての未来はさほど変わらないでしょう」
「地球が助かる唯一の方法は、あなたたちをシャトルに乗せて、隕石に向かって打ち出すこと」
そして三人の異能者が呼び出され、誰がシャトルに乗り込むかを話し合い……まさかまさかでした。 → 感想