誰かのリビングデッド 1 不浄

「馬鹿野郎。生きてりゃいつかは死ぬだろうが」
「そりゃそうですけど」
「だったらなんで考えねえ。いいかプラス。死ぬってのは人生の終わりだ。つまりは到達点だな。ゴールだゴール。だったら、自分の思ったとおり死にたいじゃねえか。ベットの中で家族に看取られてくたばりたいって奴も居れば、仕事の最中に前のめりに倒れてそのまま逝きてえって奴だっているだろ。そんで、家族に看取られたかったら、家族を作らねえと駄目だし、仕事中に死にたけりゃ仕事がなきゃどうにもならん」
いいか、と店長は続けた。
「生き方が死に方を決めるんじゃねえ。死に方が生き方を決めるんだ」

サクっと読める楽しいお話でした。店長大好き。 → 感想