らじかるエレメンツ 2

「あ……あの、ね?……ちょっと、昔話をしてもいいかな?」
「あ、ああ」
俺が頷くと、手を握ったままアルミは語り始める。
「……私にはね、ヒーローがいたの」
「ヒーロー?」
「うん。私が泣いてたら、必ず助けてくれるヒーロー。どこにいても私を探し出して、おうちまで連れて帰ってくれるの。こうやって、手を繋いで……」
きゅっ、と手に力を込めながら、アルミは言う。
「これまでずっと忘れてたけど、今、思い出したの。また……助けてもらっちゃったから……」

すっばらしい!誤解を招くことを承知で言うならば(だったら言うなよ)、光画部のノリで銀英伝的勢力図が展開される生徒会選挙だと思っていただければいいかと。まじめに超オススメ! → 感想