企画(3) ライバルは同業者?内山靖二郎×三浦勇雄対談
メモってあるけど、二つの企画を整理したところで、力尽きました。そのうちあげるかも。
ところで、司会の人が「内山靖二郎 かける 三浦勇雄」と言う度に反応する人たちは、何をご想像されていらっしゃるんですか?
追記:2009/05/05
メモから整理してみました。あまりメモがとれていないのは、僕の処理能力が遅かったためです。二人同時インタビューは……むずい。いろいろ間違ってるかも知れませんので、その際にはご指摘いただければ幸いです。
- 内山靖二郎さん、三浦勇雄さん、インタビュアーの宇佐見尚也さんの三人ともメガネ。トリプルメガネ。
- デビューのきっかけは
- 影響を受けた作品は
- (三浦さん)オーフェン。格好いいものが読みたかった。
- (内山さん)星新一さん。そこからアシモフ・ブラットベリ(他にもいろいろSF系の作家さんをあげてた)など。あるとき方向が変わってもふもふになったのは綾波レイにハマって。今でも思考ゲーム的なものを書いてみたい気持ちはある。同人誌で書いておけばよかった。
- お二方は仲がいいと思って良い?
- (三浦さん)信じてます。
- (内山さん)三浦さんに友達が少ないと思ったら、大間違いですからね!
- (三浦さん)みみっくをつくる上で、大きな支えになってもらった
- 作家さんの繋がりってあるんですか?
- (三浦さん)最近はネットがあるので、遠いところに住んでらっしゃる方でも付き合いができるようになった。
- 作品が生まれた経緯について
- 三浦さん
- 上等は大学卒業間際に書いてた。卒論からすごい逃げたくて。そのころ寮に住んでいた。ふたり部屋。相手は一年生。部屋に彼女を連れてくる。そして、忘れもしない2004年12月。朝起きたら、一年生の隣に女の子が……逃げてきました。この怒りは小説にするしか、という感じで、クリスマス上等。が生まれました。
- ブラックスミス。上等後、バンドものとか企画を立てたけどボツ。昔、担当さんに良いネタないか、みたいな話を聞いたことがあって、そのときに鍛冶屋というのがあって、それを掘り起こした。もともとは、鍛冶屋とお客の交流を描いたハートフルなお話。でもつまらなかったので、バトルものに。キャラ配置は、セシリーをメインにしている。上等の鉄平みたいな女の子にしたかった。キャラは行動しないと面白くないので。
- (熱血というイメージは)自分が面白いものを書こうとしたら、これになってる。
- 正直メディアミックスするとは思わなかった。やばい。原作が負けちゃうと思ったので、負けてられないと思って頑張ってます。いい刺激をもらった。
- 三浦さん
-
- 内山さん
- 二作とも妖怪をモチーフにしているが、これは偶然。嫌いではないが、こだわるというほどでもない。
- (クダンは牛だがなぜ女の子?)もともとは夢を食べる獏にしようと思っていたけど、ある日昼寝明けにふと思いついたので企画をあげたら通った。
- (クダンって珍しいですよね?)小松左京さんの作品にクダンは出てきてるので、それも何かあるんじゃないかな。
- (様々な妖怪が登場してくるけれど)僕の世代は、ゲゲゲの鬼太郎を知っているので、そこに妖怪知識のベースがある。そこから物語に登場させる際に、資料を当たっている。
- (実はTRPGも手がけてる)--クトゥルフ神話TRPGゲームが好き。クトゥルフが好きと言うよりは、ゲームが好きだから、クトゥルフを学んだ。
- (TRPGの経験は執筆にいかされてますか)読者を意識して書くか、というところ
- (作品の根底のテーマはありますか)今出版されている作品は、のんびりほのぼのちょっと泣ける感じですが、自分の根底にあるのは、思考実験もの。言い方が悪いというか、誤解をされたら困りますが、とらドラは無理だけど、ハルヒは自分ルールを持っているので、そこからいろいろ考えていく、というのは好き。
- 内山さん
- ライバルと思える関係をあげるとすると
- みみっくのきっかけは
- (三浦さん)そんな深い経緯はないんです。同人誌を作ってみたいと思って、知り合いにメールで一斉送信した。やってくれる人がいるとしても、三、四人ぐらいじゃないかなと思ってたら、みんなやるって返事が来て。それが去年の二月。
- 原稿を集めるのは大変だったのでは
- (三浦さん)ある程度長いスパンを考えて冬コミにした。締め切り前にならないと動かない人もいましたけど、イラストの件もあったので、そこまでではなかった。イラストレータさんは、各作家さんの知り合いに、それぞれ交渉してもらいました。
- (内山さん)僕はメールをもらったときに即答せず様子見してました(笑)。そうしたら、何人か反応があって、この祭りに乗り遅れたら後悔すると思って、「やる!」と。三浦さんはドジっこなので、お手伝いしていました。こういう準備が必要だととメールで教えてあげると、「ありがとー」「神じゃー」。とてもかわいい。(作品でメイドものを書いたのは)あくまでニーズに応えただけであって、好きなわけではない、ということにしておいてください。商売とは別のところで好きなように書いて見た。
- (三浦さん)バンドものを書いてみたいんだけど、いまは某四コママンガが……忘れ去られた10年後にでも。
- (三浦さん)原稿を受け取る立場となって、編集さんは気を使うんだなと。担当さんに頭が上がらなくなりました。
- (三浦さん)掲載順番は自分がきめた。一番はじめに書いたのは、同じところに住んでる方(名前聞き取れなかった。誰でしたっけ?)。午前三時に電話があって「こっちは寝てるんだよ」と思いながら出たら「書けたからもっていっていいか」。なんか悔しくて「夕方もってきて」といって、三時から一日で物語を書き上げた。
- なぜ「みみっく」というタイトルに?
- (三浦さん)あまり意味はないです。どんなタイトルが良いか募集して、そこから取り上げた。使えないネタがあって困った。
- たとえばどんな?
- (三浦さん)三浦ファクトリー文庫とか。仕事できなくなるから!
- ここまで売れたら二冊目という考えもあるのでは?
- (三浦さん)予定はありません。ただ、「チーム八幡坂」は共有していくので、他の人がやるかもしれない。
ここで、会場にいらしてたみみっく陣営の方が呼ばれて、五名いらしてたかな。一言ずつ……という話になったんだけど、多すぎてよくわからなかったので、聞き取れたところだけ
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- (森田さん)三浦さんからお声をかけていただいて、私の立場で断れるわけがない。
- (早矢塚さん)ほいほい釣られました。ナッツのエロい絵をかいてもらいたかった。
質疑応答
作家さんたちの悪のりがとても楽しくて、メモってられなかった。
三浦さんがいじられまくってて、ああ、愛されてるなあ、仲良いなあ、楽しそうだなあ、と思った僕がいる。
とりあえず、おっぱいマウスパットとか、巨乳好きとか、学校のヤラシイ怪談とか、そういう言葉が飛び交ってました。何の話かは敢えて割愛。