ダンタリアンの書架(3)

「あの女はど、どこか、そう……普通ではないのです。危険なのです」
「同感だね……だけど……」
ヒューイは、いつになく積極的な黒衣の少女の横顔を見つめて、疑わしげに目を細め、
「きみ、もしかして、狼たちの王都の続きが読みたいだけなんじゃないか?」

ふんぬーしたり、結婚話に拗ねたりのダリアンかわいいなあ。ミザリーやら竹取物語がモチーフになってるっぽいお話は、皮肉がきいてて好きです。→ 感想