アクセル・ワールド(5) 星影の浮き橋

「与えられた三日間は、十台のシャトル全部にドライバー一人とクルー四人を準備するための猶予期間。日曜の正午に、私たちはよーいドンでアクセルを踏み、この柱の天辺を目指す。つまり」
揚げた右手で遥か天辺方向を指し、深紅の豹頭のアバターは歌うように言った。
「私たちは、<ヘルメス・コード縦走レース>に参加する権利を得たということ」

面白かったー。仮想世界のレースに、レギオンが一丸となって挑んでいくところが素晴らしい。仲間になったものの、自責の念から一歩引いていたレイカーを、みんなで引っ張り上げて、最後に背中を押したハルが格好よかった。夢をもう一度といわんばかりに飛んだときはもう……じわりです。イベントを通じて、レギオンの絆が強くなったと思いますが、敵対する勢力も増えそうなので、続きが楽しみ。→ 感想