超能力者のいた夏

「それでわかったのは、夢なんて探さなくていいんだな、ってこと。なくてもいい。やるべきことをやっていれば、その先に待っている。そう思えるようになった。夢のために努力するのもいいけど、努力したことが夢になるのもいいかな、ってね」

とても面白かった!家が火事になり、男女共同の学生寮に済むことになったら、そこにいるのは皆超能力者で、というお話。超能力者といっても、ほとんど役に立たないものばかり。なので、力そのものよりも、能力のおかげでこれまで疎外されて生きてきた人たちと一般人の交流を描く物語といった感じでした。寮生活においていろんなハプニングがあったけれど、みんなで力を合わせて乗り越えていく。素敵です。→ 感想