「終わりましたか。楽しそうで、ようございました」 「いや、楽しいなんて……」 広人は否定し空けて、ふと口を閉ざすと、部屋を見渡した。狭いこの部屋に、これだけ誰かがいるのは初めてだった。 風邪をひいて、寄ってたかって心配されたり、看病されたり、な…
いつになく忙しい月曜日。 業務終了時にはクタクタで、おれ、今日は早く帰るんだ……って思ってたのに、組合の会合がある罠。しかも役員に知り合いがいる関係上、強制参加させられるし。しかたないので、とりあえず食べようと、空気読まずに食べるだけ、食べて…
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