ジョージ・R.R.マーティン

七王国の玉座 4 氷と炎の歌 1

「わたしは、とうていあなたが想像できないほど多くの過ちを犯しています」ネッドはいった。「しかし、あれはそのひとつではなかった」 「いいえ、そうでした」サーセイはいい張った。「王位争奪戦では、勝つか死ぬかです。妥協点はありません」 七王国に忍…

七王国の玉座 3 氷と炎の歌1

「おまえの擁護者を指名しろ、小鬼……おまえのために死んでくれる者が見つかると思うならば」 「おさしつかえなければ、わたしのために果し合いをしてくれる人を見つけたい」 ティリオンは細長い広間を見渡した。だれも動かなかった。長い一瞬に、これは壮大…