丸木文華

義兄 明治艶曼荼羅

ああ、気持ち良い。お兄様に虐められるのはどうしてこんなに気持ちが良いんだろう。 これはエロい。嫌だと思いながら、後ろめたく思いながら、反応してしまう姿がおやばい。恋を知る頃には、汚されてしまったことから内に篭り、それでも手を差し伸べてくれる…

たった二人で世界を裏切る 犬のような彼

ふと、そのとき、私の隣には健太がいるんだろうか、と考える。すると、急に頬が火照って来る。私の恋人として横に立つあいつを想像したら、根拠のない怒りが込み上げた。 決めた。あいつには、しばらくこの肌に触らせてやらない。普通の恋人同士らしいことな…