浦賀和宏

生まれ来る子供たちのために But, we are not a mistake

やっと一つになれたね。 そして、純菜は目を閉じた。 ものすごい展開に唖然となった。最後まで救われなくてどうしようかと思ったけど、これはこれで。人にススメられるお話ではありませんが、読んでよかったと思えるシリーズでした。 → 感想

地球人類最後の事件

「ほらまた、そうやって怒鳴る」 純菜はポロポロと涙を流した。 「確かに私はあなたが好きだったわ。でもあなたは変わってしまった」 剛士は呆然と純菜を見つめた。 「私が好きだった、あなたは、もうどこにもいないわ」 ここまでぐちゃぐちゃになるか!気分…

堕ちた天使と金色の悪魔

だけど、ワガママかもしれないけど、彼女を求める気持ちだけは、コントロールができなかった。こんな気持ちが続くと、自分は何をし出かすか分からない、とさえ思った。純菜と会いたい。彼女を抱きしめたい。そしてすべてのことに決着をつけたい。 復習のない…

世界でいちばん醜い子供

不思議だ。 会えなくなって初めて、彼がいかに私にとって掛け替えのない存在だったかを思い知らされるなんて。 『君の側にいて、君を守る。君を傷つける、すべての悪意から』 純菜の揺れる気持ちが見えました。でも、八木のドロドロの妄想が見たかったので、…

さよなら純菜 そして、不死の怪物

俺はあの時と同じようにゆっくりと歩いた。歩くのが辛かった。息をするのも、目を開いて前を見るのも、辛かった。何もかも、終わりにしてしまいたい。俺と純菜が終わったように。 そして俺は、心の中で囁いた。 さよなら。 さよなら、純菜。 まさに題名どお…

八木剛士 史上最大の事件

剛士は顔を上げて、純菜の顔を真っ直ぐに見据えた。 「君が好きだ」 と言った。純菜の表情は変わらなかった。 「だから君に会うのは辛すぎる」 吐き気を催すぐらい救いのない物語 → 感想

上手なミステリの書き方教えます

早く殺人事件が起きればいいのに、そして早く戦争が起こって純菜と自分以外の全人類がすべて死にたえてしまえばいいのに。純菜にとって男が自分だけしか存在しなくなれば、純菜に嫌われるかもしれないという心配をする必要はなくなるし、嫉妬に狂うこともな…

火事と密室と、雨男のものがたり

「私と一緒に、世界を救う気はない?」 そういった彼女は、自身の通う高校の校庭の木にロープをかけて自殺した。 つい先日別の事件があったばかりなのに、また同じ学校で事件が。 恐怖を覚えた渚。興味を持つ純菜。嫌々ながら、純菜のために動く剛士。 自殺…

松浦純菜の静かな世界

大怪我を負い、療養生活を送っていた松浦純菜が、自宅に戻ってくると 親友が行方不明になっていた。そのころ、市内では連続女子高生殺人事 件が発生。 親友が事件に巻き込まれている可能性がある。そう考えた松浦純菜は、 独自に調査を始める。 やがて、前回…