12月の銃と少女 Bad×Buddy

エリートコースを進んでいた刑事のホンダ。だが、上司の悪意により田舎町へ飛ばされる。
着いた直後に置き引きに遭い(刑事なのに!)、街角へいったら少女へ銃を突きつけている少年をみかける。
ここで助けなきゃ刑事じゃない。
「動くな」と出ていったのはいいものの、実はその少年こそが自分の上司となる人物で、少女は連続爆弾魔だった・・・・・・。
第4回富士見ヤングミステリー大賞最終選考作。


生意気な上司に、生意気な少女。生意気な元上司の娘に、生意気な同僚たち。
そんな仲間に振り回されながら、事件に挑む。
謎あり、笑いあり、ラストにほろ苦いシーンがある。テンポよく進む物語。
いやあ、おもしろい。これはほんと傑作。これで賞が取れなかったなんて意外です。
次回以降も期待大な作家。


12月の銃と少女 -吉田茄矢


次作の感想: サウス・ギャング・コネクション Bad×Buddy 2