電波的な彼女 〜 愚か者の選択 〜

世間を騒がせている「えぐり魔」。
子供の目がえぐりとられる犯罪は三十件以上にも及ぶ。
出かけた先で出会った子がその被害を受けた。
もし自分が送り届けていたら、彼女は……。
自分にそんな力が無い事はわかっている。だが、このままでいられるわけが無い。
だが、いつも自分についてきてくれる雨は言う。
「この件はあまり深く考えてはいけません」
ならばひとりで行動するまでだ。


前作ほどの衝撃的などんでん返しこそなかったものの、変わらぬサスペンス路線には満足。
最後のお見舞いのシーンは痛かった。痛いほど気持ちがわかってしまった。
あんな場面に出くわしたらはたして自分は平気でいられるだろうか。
やっぱり、好きだなあ、こういうの。ぜひともこのままの路線を続けていってほしいものです。


電波的な彼女 〜 愚か者の選択 〜 - 片山憲太郎


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