シリアスレイジ

史上最悪のウイルスにより人類は危機を迎えた。
何よりも恐ろしいのは、そのウイルスにより生態系が大きく変化し
たことだ。人類に対して有効なワクチンを開発することに成功した
ものの、変化した生態系は修復しなかった。
そこで各国によりある資格が認定された。


「変異主の調査とTDH - The Daemon's Hand ウイルス - の採取を通じて社会の安全と安定に寄与する」


人はそれを変異種採集者 - レイスハンター と呼ぶ。
その資格を得るために、大学へ通う篤志は、資格試験のための
サバイバルに参加することが認められた。
だが、サバイバルが始まった直後、同行していたレイスハンターが
反乱を起こす!
第11回電撃小説大賞選考委員会奨励賞受賞作。


いやいや、これは面白い。
悪い意味ではなく典型的なラノベといった感じで、安心して読める。
読んでる途中に、ふと田中芳樹の「夜への旅立ち」を思い出してし
まったけれど、こちらの主人公はもっと前向き。
これから話がいろいろ膨らみそうな、続きが楽しみな作品です。


シリアスレイジ - 白川敏行


次作の感想: シリアスレイジ 2 荒廃都市