白川敏行

はるかかなたの年代記(2) 荒ましき驃騎兵

「だからさ、オルトラ。しかめつらしい顔して悩む前に、仲間ともっぺん向き合ってみなよ。君の周りにいる仲間はさ、君の大ピンチにも手をさしのべてくれる人たちだよね?だったら遠慮なく手を取ればいい。そんで、もし仲間が苦しんでいたら今度は君が手をさ…

はるかかなたの年代記 双眸のスヴァローグ

「……すまない、ユウ。今ここで答えるべきことに答えないで」 やがてカティアはうつむくと、自分の身体を抱きしめた。 「だけど、怖いのだ。ユウが……、私を今までとは違う目で見てしまうことが―」 これは面白い。良い意味で王道な学園ファンタジーですね。出…

シリアスレイジ 7 未来を受け継ぐ者

― よう、今泉。お前に一度、言っておきたかったんだ。『何故先に死んだ、後に残されたやつらがどれだけ苦労していると思う』とな ― だがな、今回おれは、お前の大事な人間を救ってやったぞ。だから、あのときに犯した罪を…… 「……あのときに犯した罪を、ほん…

シリアスレイジ6 十星強襲

「少年よ。怒り、怨み、憎むがいい。これが我々のやり方だ」 最後の盛り上がりは見事でした。次が最終巻なのでどうまとめるか楽しみ → 感想

シリアスレイジ5 南溟奇譚 下

「言ってみれば、おれたちと守屋の間の距離は、壁一枚分しかなかったってことか」 「せめて隊長が、守屋のことを教えてくれていれば、こんなに回り道をせずに済んだものを」 「でも、回り道をしたから、今こうしていられるんじゃないですか?」 サイモンが三…

シリアスレイジ4 南溟奇譚 上

―ったく、なんでおれが、「獲物」にこんな話をしているんだか。 神楽は心の中で顔をしかめ、すぐに理由に思い当たる。 守屋篤志という少年が、夢に向かってまっすぐに突っ走っているからだ。〝変異種採集者〟となることに何の疑いも抱かず、わずかの努力も惜…

シリアスレイジ3 虎落笛

学生という立場の弱さか。 → 感想

シリアスレイジ 2 荒廃都市

先日の事件で特体の授業が無期延期となったため、スキルを磨くために 害虫駆除のバイトへ参加することにした篤志。 それを聞きつけた栞は、無理やり参加する意思を示す。 危険だが、自らの力が役に立つと思った栞に待ち受けていたのは、足手 まといにしかな…

シリアスレイジ

史上最悪のウイルスにより人類は危機を迎えた。 何よりも恐ろしいのは、そのウイルスにより生態系が大きく変化し たことだ。人類に対して有効なワクチンを開発することに成功した ものの、変化した生態系は修復しなかった。 そこで各国によりある資格が認定…