シリアスレイジ5 南溟奇譚 下

「言ってみれば、おれたちと守屋の間の距離は、壁一枚分しかなかったってことか」
「せめて隊長が、守屋のことを教えてくれていれば、こんなに回り道をせずに済んだものを」
「でも、回り道をしたから、今こうしていられるんじゃないですか?」
サイモンが三人の様子を見て呟いた。
「『人生に無駄な道などない、ときには道ばたに咲く花を愛でる余裕を持て』―という奴だな」

ついに包囲網完成といったところ。ラスト2巻が楽しみです。→ 感想