カレとカノジョと召喚魔法 2


カレとカノジョと召喚魔法 2 - 上月司
夏休みに入っても相変わらず悪魔のリールゥを探す二人。
そんなとき町では幽霊が現れたという噂が飛び交っていた。
悪魔の仕業かもしれない。そう思って調べ始めた矢先に天使のセーレが訪れてきた。
彼女は既に亡くなった召喚者の願いをかなえる為に 600 年もの間、地上をさまよっていた。
その願いとは「セーレが本当に望んだことを行う」こと。


「わたしの本当の願いってなんでしょうか・・・」


展開が楽しくて面白いのに、急に哀しくなるのはやはり遊矢の状態をわかっているからだろうか。
人が持っている本当の願いというのは、他人からすればエゴとしかいいようがない。
それでも人のために願ってしまうことがあるから、人は人としていられるんじゃないかと、そう思ったり。
幽霊事件とセーレの願い。そして忘れてはいけないリールゥ探し。
今年の夏はちょっと忙しいぞ、なんて思ってる暇もないぐらい、いろいろあったシリーズ第二巻。


次作の感想: カレとカノジョと召喚魔法
前作の感想: カレとカノジョと召喚魔法 3