モンゴールの復活 グイン・サーガ 33
運命の導きか。
劇的な勝利を治めたモンゴール軍。その功績を称え、左府将軍に任命されたいしゅと。部外者には破格の待遇。己の野望に一歩近づいたかに見えたが、イシュトの表情は冴えなかった。
そこにさらなる暗い影が指し混む。
再び繰り返すのかイシュトよ。
一貫してるといえばそうだけど、今回はもともと狙っていたことだろうに。
アムネリスも同様。
とはいえ、一気に燃え上がる気質はお似合いかも。
気になるのは、最後の最後でついた火種。はたしてこれはくすぶるだけですむのか。それとも大火となるのか。
グインサーガの双頭のひとりと言って過言ではない、イシュトの物語中心のシリーズ第33巻。
次作の感想: 愛の嵐 グイン・サーガ 34
前作の感想: ヤヌスの戦い グイン・サーガ 32
