パラケルススの娘 1

パラケルススの娘 1 - 五代ゆう
跡部家 - 古来より魔物退治を生業としている由緒正しき家系。
だが、跡継ぎである遼太郎にはその能力がまったくなかった。
周囲から蔑み。疎まれ。
やがて当主である祖母は遼太郎を「勉学のため」と称して異国の地へ送り届けた。
そこは19世紀のイギリス。交霊会が盛んな町。
待ち受けていたのは自称「パラケルススの娘」男装の麗人、魔術師のクリスティーナだった。


伏線だらけの展開。匂わし方が結構ハッキリしているので、???なんてことにはならないけれど、不満はちょっとある。
とはいえ、後半、特に罠をかけるための交霊会が始まってからはスピード感あふれる展開で楽しかった。
現在のところ、遼太郎は大して活躍していませんが、さてこれからどうなるのか。
これからが面白くなりそうな作品。


次作の感想: パラケルススの娘 2 地下迷宮の王女