ムシウタ 05.夢をさまよう蛹

ムシウタ 05.夢をさまよう蛹 - 岩井恭平
最強と言われる虫憑きの"かっこう"こと大助。
彼の姉は言う。


「大介を虫憑きにしたのは、あたしなんだよ」


少しずつ戻る記憶。少しずつ明らかになる事実。
一方の大助は自分の姉が記憶を取り戻したことを柊子から知らされる。
そのとき、大助の記憶によみがえった言葉。
"いつの日か今日のことを、完全に思い出した日は"
そして大助は失踪した・・・・・・


始まりの三匹。それぞれの秘密が少しずつ明らかになる今作。
そして大喰いの秘密とその力。
残酷なまでの現実。残酷なまでの未来。
大助ひとりの胸にしまわれていたことが、今、明るみに出る。
つかの間の安らぎは、はたして次なる幸せをつかむことができるのか。
お勧めのシリーズとして紹介したいムシウタ第5巻。