GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神-

 GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神- - 桜庭一樹
規則正しい生活をしている久城。
その日の朝もいつもどおりに起きたら寮のおばさんに買い物を頼まれた。
しかたなしに出かけた先で出会ったのは、首が取れた死体だった。
第一発見者であるがゆえに疑われる久城。
そんな彼の無実を思い、教師であるセシルは、久城にこういった。
「図書館塔の一番上にいるヴィクトリカさんにプリントを持っていってあげて」
ヴィクトリカが謎を解くことを期待して・・・・・・。


そんな久城とヴィクトリカの出会いを描いた短編を含む六編からなる短編集。


謎についてはいつもどおり簡単なもの。スパイスのように味付けをする感じ。
それよりも何よりもヴィクトリカと久城の話がメインでしょう!
書き下ろし作品であるセシルとヴィクトリカの話を読むと、え?最初からなの?
なんて感じがちょっと意外。少しずつだと思ってたので。
このシリーズは長編よりも短編のほうがうまくはまるかもしれない。
そう思えた連作長編のような短編集。