ゆらゆらと揺れる海の彼方 5

ゆらゆらと揺れる海の彼方 5 - 近藤信義
バストーニュで起こった内乱。
辛うじて難を逃れたラシード一行だが、本国への道のりは遠い。
そして随一の国力を誇る国の内乱を、世界国家を目指すアールガウ
軍が見逃すはずはなかった。
軍を投じるアールガウの後手に回るバストーニュ。
世に言うバストーニュ大戦の幕が、今あがる!
一方ローデウェイクではラシードの所在が不明のため生じる混乱。
その混乱に拍車をかけるようにジェラが単独でバストーニュを目指そうとして・・・・・・。


逃げ延びるラシード一行。
共に逃げ延びたバストーニュの王はどうにもならないくらい頼りにならない。
味方が限りなく少ない状態での戦闘。
その道のりは過酷でしかない。
一方のローデウェイクはジェラがまたやってくれてます。
馬鹿なんだか天才なんだか。
ラシードとジェラ、このふたりの力で、はたしてアールガウを止め
ることはできるのか?
水面下で繰り広げられる謀略にも目が離せないシリーズ第五巻。


前作の感想: ゆらゆらと揺れる海の彼方 4