平井骸惚此中ニ有り 其四

それは突然起きた。倒壊する家。火の粉に追われる人々。
後に関東大震災と呼ばれる災厄。そこで起こった殺人事件。
未曾有の天災の最中、行く場所はない。変則的なクローズドサークル
はたしていったい誰が、何のために……。


震災により皆が集まった場所で起きた殺人。
安心できる場所が少ないがゆえのクローズドサークル
ちょっと強引かなと思わなくもない結末ですが、まあどちらかというと謎ときより、関東大震災がメインになるのかな。実際にはもっとひどかったと思いますが……。
今回は頼りになる(かどうかは微妙だけど)涼が寝込んでいたため、太一ひとりの活動が目立つ。
そして淡い恋の話。
おいおい、どうするんだよ!とか思ってたら、そうなりましたか。ニヤニヤ。
次作で完結するらしいので大いに期待しよう。


平井骸惚此中ニ有り 其四 - 田代裕彦


次作の感想: 平井骸惚此中ニ有り 其伍
前作の感想: 平井骸惚此中ニ有リ 其参