みなごろしの学園 デビル17 (1)

海外への修学旅行でテロリストの人質となったぼくら。
その危機に現実を感じながら、妙に冷静になっている自分に気づく。
突入部隊の救出により無事保護された矢先に、自分が撃った弾は
倒れている振りをしていたテロリストのリーダを打ち抜いた。
そのときから、自分の体に変化が起きる……。


目覚めた力。今までとは違う自分。寄り添う女性たち。
「正義のため」ではなく「愛するもののため」でもなく「力を使ってみたい」。
その気持ちは十分わかる。誰しもが思うことじゃないだろうか。自分にその力があったら。


そして動き始めた自分。突きつけられる事実。
ショックなんてもんじゃない。
最後に明かされる「D」の意味。
圧倒的なまでのスピード感とハードなアクション + エロス。
やや分量の多いページ数であったものの一気読み。
面白く怪しく、それでいて悲しい。
バイオレンスヒーロー物語。ここに開幕!


みなごろしの学園 デビル17 (1) - 豪屋大介


次作の感想: 復讐のサマータイム デビル17 (2)