アスラクライン 2 夜とUMAとDカップ

土琵湖に現れた未確認生物(UMA)。
ソレに対して生徒会長は科学部に依頼してきた。
「明日より三日以内に、この未確認生物を捕獲あるいは駆除してくれたまえ」


わずかな手がかりが示す UMA は全長約 9メートル。そんなものと対峙しなければならないのか。
くしくもその場所で新入生のオリエンテーリング合宿が開催されることが決定していた。
一般生徒に被害を出すわけにはいかない。
費用その他をすべて生徒会に出させた朱浬は、さっそく行動を開始したが……。


やりたくないけれどもやらないわけにはいかない。例え友を失うことになっても。
そんな決意を胸に秘めて動いているのは智春だけで、周囲は妙に浮ついてる。
部活が一緒のせいか、嵩月と智春は付き合っているってな噂が流れ、
会長に「嵩月と付き合うな」なんて言われたおかげで、妙に意識してしまう智春。
そして操緒はもちろん、嵩月も智春を見つめてくる。


「夏目くん、となら……わたしは……」


二人っきりのときにこんなこと言われたらどうしましょう?どうすればいいの?
この辺りの三角関係はなかなか微妙で面白い。しかももうひとり入ってきそうな予感。
美少女たちに囲まれながらどこか不幸な高校生活シリーズの第二巻。面白すぎ。


アスラクライン (2) - 三雲 岳斗


前作の感想: アスラクライン