“文学少女”と死にたがりの道化

もう小説なんか書けないよ〜とみっともなくべそべそ泣いて、登校拒否なんかもして父さんにも母さんにも妹にも心配をかけた。
本当に恥さらしな一年だった。

何故、ぼくが、再び書きはじめたのか。

それはあの日、シンと輝く真っ白な木蓮の下で、遠子先輩に出会ってしまったせいだった。

シリアス&ミステリアスな文学コメディ → 感想