星界の紋章 2 ささやかな戦い

「やあ、ラフィール」
「そなた、怪我はないか?」ラフィールはその場を動かず、尋ねた。
「ごらんのとおり」
「よかった。そなたはわたしの大切な荷物なんだからな、怪我をしてもらってはわたしが迷惑する」
ジントは前男爵の耳に口を寄せ、「ね、これで王女殿下がどれほどぼくを熱愛しているか、わかったでしょ」

皇帝の孫娘の危機をいかに乗り切るか。ユーモア SF 第二弾。→ 感想