星界の戦旗 2 守るべきもの
「わたしはどんな顔をしてあの者を出迎えればいいのであろ」
「そいつは、艦長が誰を迎えるつもりかによりますなぁ」サムソンは肩をすくめた。
「どういう意味だ?だれを迎えるのかはきまってるじゃないか」
「ああ、つまりですね」サムソンは頭をかきながら「置き去りにした部下を迎えるおつもりなら、そして置き去りにしたことが正しい判断とお考えなら、まあ、ご苦労だった、と肩でも叩いてやればじゅうぶんじゃないですかね」
彼が暗に示唆しているところに、ラフィールは気づいた。
「わたしはどんな顔をしてあの者を出迎えればいいのであろ」
「そいつは、艦長が誰を迎えるつもりかによりますなぁ」サムソンは肩をすくめた。
「どういう意味だ?だれを迎えるのかはきまってるじゃないか」
「ああ、つまりですね」サムソンは頭をかきながら「置き去りにした部下を迎えるおつもりなら、そして置き去りにしたことが正しい判断とお考えなら、まあ、ご苦労だった、と肩でも叩いてやればじゅうぶんじゃないですかね」
彼が暗に示唆しているところに、ラフィールは気づいた。