ムシウタ 07.夢遊ぶ魔王

「有夏月報道員も、私と同じだ。まだ手遅れではない。ちょっと回りを見渡せば、自分が孤独ではないことに気づくはずだ」
愛恋のカメラがまた有夏月を見た。
「そうすればほんの少し、真実と向かい合う勇気が出るはずである」
レンズに自分の顔が反射して映っていた。
「戦わないということと、逃げるということは同義ではないのだ」

虫憑きは特別な人間なのか?ふたりの魔王が争うシリーズ最新刊 → 感想