きゅーきゅーキュート!

「全部嘘でしたってことになったら、公爵家が大恥かくわ」
「かもね」
「『かも』、じゃなくて、そうなるの。どうせ、キュート・フォンターナなんて名前、だれも知らないんだから」
「『どうせ』って考えるよりも『もしかしたら』って考えるほうがいいと思うけど」
「……『もしかしたら』って?」
「もしかしたら、みんながキュートを受け入れてくれるかもしれないし、もしかしたら大受けするかも。もしかしたら、キュートの気持ちをわかってくれる人がいるかもだし、もしかしたら、みんながもっとキュートを好きになってくれるかもしれないじゃないか」
「そんな簡単には……」
「少なくとも、オレがそうだし」

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