面影は幻の彼方 カイルロッドの苦難 4

「何故、そう言いきれます?何故、苦しみや憎しみよりも多くの喜びを得るとは考えてはいけませんの?」
華奢な少女がひどく大きく、強く見えた。
「わたくしはこの子に世界を見せてあげたいのです。美しい世界を」
「あなたは甘い、美しいだけの世界などありはしない。人の世は醜く、苦しみばかりが溢れている」
「その中にかけがえのない宝石が落ちているのだと、わたしくは思っています。だからこそ美しいのだ、と」

ちょっと強くなるペースが速すぎる気がするけど、相変わらず怒涛の展開。 → 感想