2006-08-31 彩雲国物語 紅梅は夜に香る book 雪乃紗衣 「……主上、そんな言葉どこで覚えたんです?」 「フフ……もらった本で、世も日々庶民の勉強をしているのだ。偉いだろう。自慢の主上だろう?ささ、遠慮なく褒めてくれていいぞ」 「そんな言葉より先に、謙虚という言葉を覚えてほしいもんですね」 「……あの……そなたは『尊敬』という言葉を知っているか?」 「ええ、もちろん。いつその言葉を使えるか、じりじりしながら待ってますよ」 新章はコミカルな展開から → 感想