2006-09-04 戦姫 1 天翔ける月天使 book 夏緑 空が落ちてきたのかと思った。プラズマ球がドカドカと降って来る。見たこともない光景に、静矢の思考は停止し、足はすくんだ。 「い、いったい何なんだ?」 「テロだ!警察、自衛隊!」 「助けて、誰か助けて!」 心奈はその流れに巻き込まれ、飲み込まれてしまう。 「お兄ちゃん!」 引きつった心奈の声が近いところで聞こえるのだが、どこにいるのかわからない。 「心奈、心奈!」 どんなに叫んでも、もう返事はなかった。 多くの波乱を予感させるシリーズ開幕 → 感想