2006-09-11 アスラクライン 5 洛高アンダーワールド book 三雲岳斗 「私、これを夏目くんにお渡ししようと思って……」 そのとき僕はふと気づく。ひかり先輩は、なにやら大事そうに胸の前で何かを握っていた。暗がりの中でもはっきりとわかる白い封筒。手紙。 彼女は声を上ずらせながら、思い詰めたように大きく息を吸い、 「これ、あとで読んでください。お願いします」 唖然としている操緒たちの前で、僕にその手紙を手渡した。 おまけ短編が最高です → 感想